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餘所目
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よそめ
ふりがな文庫
“
餘所目
(
よそめ
)” の例文
新字:
余所目
彼
(
かれ
)
は
其
(
そ
)
の
奉公
(
ほうこう
)
して
獲
(
え
)
た
給料
(
きふれう
)
を
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
に
費
(
つひや
)
して
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
では
餘所目
(
よそめ
)
には
疑
(
うたが
)
はれる
年頃
(
としごろ
)
の卅
近
(
ぢか
)
くまで
獨身
(
どくしん
)
の
生活
(
せいくわつ
)
を
繼續
(
けいぞく
)
した。
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
に
彼
(
かれ
)
は
黴毒
(
ばいどく
)
を
病
(
や
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
配
(
くば
)
り曾て
外々
(
ほか/\
)
の者とは事變り其辛抱は
餘所目
(
よそめ
)
にも見ゆる程なれば近所近邊の者に至る
迄
(
まで
)
伊勢五の
忠義
(
ちうぎ
)
者
々々
(
/\
)
と評判高く一年々々と
年
(
とし
)
重
(
かさ
)
なりて終に二十年を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
餘所目
(
よそめ
)
には君、まことに樂しく見え給へり。さるを心には樂しとおもひ給はずや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
晝間
(
ひるま
)
から一と間に閉じ籠って病人のようにしていることがしば/\であったし、
餘所目
(
よそめ
)
にもひどく
憔悴
(
しょうすい
)
して、
鬱々
(
うつ/\
)
としているように見えたので、そう云う父が子供にはひとしお薄気味悪く
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
餘
部首:⾷
16画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“餘所”で始まる語句
餘所
餘所々々
餘所乍
餘所行
餘所行姿
餘所餘所