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頃刻
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けいこく
ふりがな文庫
“
頃刻
(
けいこく
)” の例文
寶鼎
(
はうてい
)
金虎
(
きんこ
)
を
存
(
そん
)
し、
芝田
(
しでん
)
白鴉
(
はくあ
)
を
養
(
やしな
)
ふ。
一瓢
(
いつぺう
)
に
造化
(
ざうくわ
)
を
藏
(
ざう
)
し、
三尺
(
さんじやく
)
妖邪
(
えうじや
)
を
斬
(
き
)
り、
逡巡
(
しゆんじゆん
)
の
酒
(
さけ
)
を
造
(
つく
)
ることを
解
(
かい
)
し、また
能
(
よ
)
く
頃刻
(
けいこく
)
の
花
(
はな
)
を
開
(
ひら
)
かしむ。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
陽明
微哂
(
びしん
)
して曰く、「此心光明、亦復何言。」(この心光明、またまたなにをか言わん)と。
頃刻
(
けいこく
)
ありて
瞑目
(
めいもく
)
して逝けり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
すると、
膝
(
ひざ
)
も、腹も、胸も、恐らくは
頃刻
(
けいこく
)
を出ない内に、この
酷薄
(
こくはく
)
な満潮の水に隠されてしまうのに相違あるまい。
尾生の信
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一体世界のあらゆる潮流は
頃刻
(
けいこく
)
も
息
(
やす
)
まないのに、1720
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
凭
(
よ
)
りかゝつた胸の離れなかつた、机の
傍
(
そば
)
にこれを受取ると、
額
(
ひたい
)
に手を加ふること
頃刻
(
けいこく
)
にして、桂木は猛然として立つたのである。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“頃”で始まる語句
頃
頃日
頃合
頃者
頃之
頃来
頃日来
頃中
頃年
頃流行