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響
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とよ
ふりがな文庫
“
響
(
とよ
)” の例文
「卯の花もいまだ咲かねば
霍公鳥
(
ほととぎす
)
佐保の山辺に来鳴き
響
(
とよ
)
もす」(巻八・一四七七)等があって、佐保には鳥の多かったことが分かる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
此寺の落慶供養のあったのは、つい四五日
前
(
あと
)
であった。まだあの日の喜ばしい騒ぎの
響
(
とよ
)
みが、どこかにする様に、
麓
(
ふもと
)
の村びと等には、感じられて居る程である。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
故郷
(
ふるさと
)
や
今日
(
けふ
)
し
響
(
とよ
)
まむ秋草の
闌
(
た
)
けて
閑
(
しづ
)
けきかかる日差を
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
さ
野
(
の
)
つ鳥
雉子
(
きぎし
)
は
響
(
とよ
)
む。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
斯
(
こ
)
ういう使い方は万葉にも少く、普通は、鳴きとよむ、
榜
(
こ
)
ぎとよむ、鳥が音とよむ等、或は「山吹の瀬の
響
(
とよ
)
むなべ」(巻九・一七〇〇)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
「春日なる
羽易
(
はがひ
)
の山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは
誰
(
たれ
)
喚子鳥」(巻十・一八二七)、「答へぬにな喚び
響
(
とよ
)
めそ喚子鳥佐保の山辺を
上
(
のぼ
)
り
下
(
くだ
)
りに」(同・一八二八)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
響
常用漢字
中学
部首:⾳
20画
“響”を含む語句
反響
音響
響動
地響
影響
響尾蛇
交響楽
交響曲
大音響
鳴響
響渡
余響
響板
交響楽詩
英雄交響曲
交響
悲愴交響曲
響音
新世界交響曲
谺響
...