“交響楽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうきょうがく60.0%
シンフォニー20.0%
シムホニイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、忽ち起る爆発音と大水柱と大きなうねりとの交響楽こうきょうがく! 巨艦きょかんの姿は、水柱の蔭に全く見えなくなってしまった。
不細工な粗放な線が出ているかと思うとまた驚くべく繊巧な神経的な線が現われている。云わば一つの線の交響楽シンフォニーのようなものではあるまいか。
あのベートーベンの交響楽シムホニイや、ショパンの郷愁楽ノクチューンや、シューベルトの可憐かれん歌謡リードや、サン・サーンスの雄大な軍隊行進曲ミリタリマーチやが、いかに情熱の強い魅力で、諸君の感情をあおぎたてるか。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)