“歌謡”のいろいろな読み方と例文
旧字:歌謠
読み方割合
うた33.3%
かよう33.3%
リーダー22.2%
リード11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なあにおめえ、遠い昔にゃあ、お経文をそのまま、歌謡うたにうたったものだあな。——和讃わさんだってその一つだろうじゃねえか」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
労働につかれ種々の患難かんなんに包まれて意気銷沈いきしょうちんした時にはあるいは小さな歌謡かよう口吟くちずさむ、談笑する音楽をく観劇や小遠足にも出ることが大へん効果あるように食事も又一の心身回復剤である。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かくしてある歌謡リーダー Elegischer Gesang『悲歌』や、また最後の弦四重奏曲クワルテットやの、あの神聖な裸身に到達する。これは芸術の奇蹟である。
あのベートーベンの交響楽シムホニイや、ショパンの郷愁楽ノクチューンや、シューベルトの可憐かれん歌謡リードや、サン・サーンスの雄大な軍隊行進曲ミリタリマーチやが、いかに情熱の強い魅力で、諸君の感情をあおぎたてるか。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)