トップ
>
露子
>
つゆこ
ふりがな文庫
“
露子
(
つゆこ
)” の例文
そのとき、
露子
(
つゆこ
)
は、いうにいわれぬ
懐
(
なつ
)
かしい、
遠
(
とお
)
い
感
(
かん
)
じがしまして、このいい
音
(
おと
)
のするオルガンは
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
ってきたのかと
思
(
おも
)
いました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三番目の娘は
其名
(
そのな
)
を
露子
(
つゆこ
)
と云う、三人の中でも一番美しく、日頃から極く温順な少女なので、此時も決して争う様な事はせず、黙って腕環を眺めて居る。
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
この火を見た時、余ははっと
露子
(
つゆこ
)
の事を思い出した。露子は余が未来の細君の名である。未来の細君とこの火とどんな関係があるかは心理学者の津田君にも説明は出来んかも知れぬ。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは
義兄
(
あに
)
の陸軍中尉
川村国彦
(
かわむらくにひこ
)
だった。旗男の
長姉
(
ちょうし
)
にあたる
露子
(
つゆこ
)
が
嫁
(
とつ
)
いでいるのだった。旗男は、東京の中学の二年生で、夏休を、この
直江津
(
なおえつ
)
の義兄の家でおくるためにきているのだった。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
で、
露子
(
つゆこ
)
は、そんな
国
(
くに
)
へいってみたいものだ。どんなに
開
(
ひら
)
けている
美
(
うつく
)
しい
国
(
くに
)
であろうか。どんなに
美
(
うつく
)
しい
人
(
ひと
)
のいるところであろうか。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
今度は三番目の娘
露子
(
つゆこ
)
の番である、露子とて年若き娘の身の、何んで夜の恐ろしさを感ぜずには居よう、けれど彼女は
極
(
ご
)
く正直な性質なので、
一旦
(
いったん
)
父君に森林を探検して来ると約束した以上は
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
露子
(
つゆこ
)
の
家
(
うち
)
は
貧
(
まず
)
しかったものですから、いろいろ
子細
(
しさい
)
あって、
露子
(
つゆこ
)
が十一のとき、
村
(
むら
)
を
出
(
で
)
て、
東京
(
とうきょう
)
のある
家
(
うち
)
へまいることになりました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
伯爵は三番目の娘の
露子
(
つゆこ
)
に向って
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“露”で始まる語句
露
露西亜
露出
露骨
露台
露店
露顕
露地
露草
露呈