“つゆこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
露子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは義兄あにの陸軍中尉川村国彦かわむらくにひこだった。旗男の長姉ちょうしにあたる露子つゆことついでいるのだった。旗男は、東京の中学の二年生で、夏休を、この直江津なおえつの義兄の家でおくるためにきているのだった。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
で、露子つゆこは、そんなくにへいってみたいものだ。どんなにひらけているうつくしいくにであろうか。どんなにうつくしいひとのいるところであろうか。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今度は三番目の娘露子つゆこの番である、露子とて年若き娘の身の、何んで夜の恐ろしさを感ぜずには居よう、けれど彼女はく正直な性質なので、一旦いったん父君に森林を探検して来ると約束した以上は
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)