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雄山
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おやま
ふりがな文庫
“
雄山
(
おやま
)” の例文
三千米以上の高距を有することは疑いを容れない(立山の三角点は標高二千九百九十二米であるが、
雄山
(
おやま
)
は
夫
(
それ
)
よりも十四、五米高く、
大汝
(
おおなんじ
)
は更に五米程高い)
黒部峡谷
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
それはしだいに盛り上って向うに島の中心をなす
雄山
(
おやま
)
の柔かいふくらみが眼を
惹
(
ひ
)
きつける、そこら一帯の
榛
(
はん
)
の木の
疎林
(
そりん
)
、あたりの畑地にもいっせいに新芽をふきだしているのを見て
石ころ路
(新字新仮名)
/
田畑修一郎
(著)
一泊して翌日は
雄山
(
おやま
)
(立山神社がある。二九九二米)に登ると面白かろう。
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
竜之助が立ち止まって天を仰いだ時は、鈴鹿の山も
関
(
せき
)
の
雄山
(
おやま
)
も
一帯
(
いったい
)
に夜と雨とに包まれて、
行手
(
ゆくて
)
に
鬱蒼
(
うっそう
)
と
一叢
(
ひとむら
)
の杉の木立、巨人の姿に盛り上って、その中からチラチラと
燈明
(
とうみょう
)
の光が
洩
(
も
)
れて来る。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
別山、
雄山
(
おやま
)
、竜王、浄土と立山連峰が劒の右に端然と控えて、あたりの山を寄せ付けまいと威嚇している。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
白馬——
唐松
(
からまつ
)
——五龍——
鹿島槍
(
かしまやり
)
——
針
(
はり
)
ノ
木
(
き
)
——
蓮華
(
れんげ
)
——
烏帽子
(
えぼし
)
——
野口
(
のぐち
)
五郎——
三俣蓮華
(
みつまたれんげ
)
——
黒部
(
くろべ
)
五郎——
上
(
かみ
)
ノ
岳
(
たけ
)
——
楽師
(
やくし
)
——鷲岳——
雄山
(
おやま
)
——
大汝
(
おおなんじ
)
——
別山
(
べっさん
)
——剣……といったような計画を
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
ちょっとした切通しを抜けると、そこから先きはこの島の大部分がそうだが、
雄山
(
おやま
)
からの傾斜面が海に来てきゅうに落ちこむまでのゆるやかな
下
(
くだ
)
り
勾配
(
こうばい
)
の地帯で、榛の木の林がいたるところ目につく。
石ころ路
(新字新仮名)
/
田畑修一郎
(著)
此山は雪の多い点では白山と
比儔
(
ひちゅう
)
しているとしても、山勢の雄偉なことは一見して白山と区別することを得るので、原住民が之を男性と見て
雄山
(
おやま
)
ノ神と崇めたことは
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
富士山の
浅間
(
せんげん
)
神、白山の
白山比咩
(
しらやまひめ
)
神、立山の
雄山
(
おやま
)
神、伯耆大山の
大山
(
おおやま
)
神、阿蘇山の阿蘇比咩神、鶴見岳の火男神・火売神・陸中駒ヶ岳の駒形神、磐梯山の
石椅
(
いわはし
)
神、月山の月山神
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
劒岳は
此
(
この
)
方面から見ると素晴らしい金字塔を押し立て、
別山
(
べっさん
)
、
真砂
(
まさご
)
岳から富士ノ折立、
雄山
(
おやま
)
と続いた立山連峰の壮観は、他の追従を許さない。薬師の大岳は半ば以上立山に隠れる。
白馬岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
朝春蔵(平蔵の弟)が訪ねて来ての話に、昨日雨を衝いて
雄山
(
おやま
)
に登った参拝者の中に行方不明の者が二人あったということだった。午前八時頃迎いに来た長次郎達に送られて、昼頃五百石に着いた。
黒部川を遡る
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“雄山”で始まる語句
雄山和尚