トップ
>
重成
>
しげなり
ふりがな文庫
“
重成
(
しげなり
)” の例文
そうかと思うとこの大広間の、裏庭へ向いた縁の近くで、
足助
(
あすけ
)
次郎
重成
(
しげなり
)
と、
川越播磨守
(
かわごえはりまのかみ
)
とが下帯一つで、無粋な
𦙾相撲
(
すねずもう
)
を取っていた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
私は、ふと、木村
重成
(
しげなり
)
と茶坊主の話を思い出した。それからまた
神崎
(
かんざき
)
与五郎と馬子の話も思い出した。
韓信
(
かんしん
)
の
股
(
また
)
くぐりさえ思い出した。
親友交歓
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
青白い栗の花が咲いている
厩
(
うまや
)
の横に
佇
(
たたず
)
んで、独り眼を横にこすっていた。父の林崎
重成
(
しげなり
)
が乗用したという馬も老いて、数年前に死んでいた。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれども木村
重成
(
しげなり
)
は黙っていた、なんにもしなかった、痛いという顔さえもしなかった、これが人間の違いだ
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
如意輪堂の扉にあずさ弓の歌を書きのこした楠
正行
(
まさつら
)
は、年わずかに二十二歳で戦死した。しのびの緒をたち、兜に名香を
薫
(
くん
)
じた木村
重成
(
しげなり
)
もまた、わずかに二十四歳で戦死した。
死刑の前
(新字新仮名)
/
幸徳秋水
(著)
▼ もっと見る
一方、範頼の軍は勢多で稲毛三郎
重成
(
しげなり
)
の計によって、
田上
(
たがみ
)
の
供御
(
くご
)
の瀬を渡って進撃した。
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
北条遠江守
(
ほうじょうとおとうみのかみ
)
の
女
(
むすめ
)
で、右大将家の
御台所政子
(
みだいどころまさこ
)
には
妹婿
(
いもうとむこ
)
になる
稲毛
(
いなげ
)
三郎
重成
(
しげなり
)
が、その七月に愛妻を失ったので、悲しみのあまりに髪を
剃
(
そ
)
って出家して、その月になって
亡妻
(
ぼうさい
)
追福
(
ついふく
)
のために
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
また武士側は、
足助
(
あすけ
)
次郎
重成
(
しげなり
)
、
多治見
(
たじみ
)
国長、
土岐左近頼兼
(
ときさこんよりかね
)
などの十数人。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
足利
蔵人義兼
(
くらんどよしかね
)
、
鏡
(
かがみの
)
小次郎
長清
(
ながきよ
)
、北条小四郎
義時
(
よしとき
)
、斎院
次官親義
(
じかんちかよし
)
、土肥次郎実平、同じく弥太郎
遠平
(
とおひら
)
、
三浦介義澄
(
みうらのすけよしずみ
)
、同平六
義村
(
よしむら
)
、畠山庄司次郎
重忠
(
しげただ
)
、長野三郎
重清
(
しげきよ
)
、
稲毛
(
いなげの
)
三郎
重成
(
しげなり
)
、
榛谷
(
はんがえの
)
四郎
重朝
(
しげとも
)
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“重”で始まる語句
重
重畳
重宝
重々
重量
重石
重荷
重箱
重立
重大