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重役
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ぢうやく
以て此段申上奉り候明日は吉日に付御
親子御
對顏の御
規式を御取計ひ仕り候
尤も
重役伊豆守越前役宅
迄參られ天一坊樣へ御
元服を
因りて
倩々案ずるに、
國許に
候恩田杢と
申者、
老職末席にて
年少なれど、きつと
器量ある
者につき、
國家の
政道を
擧げて
任せ
申さむと
存ずるが、
某も
渠も
若年なれば
譜代の
重役をはじめ
家中の
者ども
錢屋方へつかはさる兩人の與力は旅館に到り見るに
嚴重なる有樣なれば
粗忽の事もならずと
先玄關に案内を
乞重役に對面の儀を
蒙り候へ共是は私しの心付には御座なく全く
伊豆守心付なり
然共先達て將軍の御
落胤に相違なしと
上聞に達し其後の心付なりとて
一旦重役共申出し儀を
“重役”の意味
《名詞》
重役(じゅうやく)
重い役目。また、その役の人。
株式会社の取締役や監査役のこと。また、その他の会社(合名会社や合資会社など)や団体で出資者など通称。
(出典:Wiktionary)