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酢味噌
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すみそ
苦沙弥先生の如きに至っては
只干瓢の
酢味噌を知るのみ。干瓢の酢味噌を
食って天下の士たるものは、われ
未だ
之を見ず。……
ほかの者の
膳には
酢味噌の
飯蛸や
海鼠などがつけられていて、大きな
飯櫃の山がみるみる
崩されていた。
千日前
常盤座横「
寿司捨」の鉄火巻と
鯛の皮の
酢味噌、その向い「だるまや」のかやく
飯と粕じるなどで、いずれも銭のかからぬいわば
下手もの料理ばかりであった。
大江山の鬼が食べたいと
仰しゃる方があるなら、大江山の鬼を
酢味噌にして差し上げます。
足柄山の
熊がお
入用だとあれば、
直ぐここで足柄山の熊をお
椀にして差し上げます……
野蒜の
酢味噌は
可、ひたし物の嫁菜は
苦かった。
干瓢の
酢味噌が天下の士であろうと、朝鮮の
仁参を食って革命を起そうと随意な意味は随処に
湧き出る訳である。