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遷
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せん
ふりがな文庫
“
遷
(
せん
)” の例文
頼子善、名は
遷
(
せん
)
、
竹里
(
ちくり
)
と号した。蘭軒を板橋迄見送つた。富士川さんは「子善は蘭軒の家に寓してゐたのではなからうか」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
向こう見ずなその男——
太史令
(
たいしれい
)
・
司馬遷
(
しばせん
)
が君前を退くと、すぐに、「
全躯保妻子
(
くをまっとうしさいしをたもつ
)
の臣」の一人が、
遷
(
せん
)
と
李陵
(
りりょう
)
との親しい関係について武帝の耳に入れた。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
誰
(
たれ
)
でも、
國史
(
こくし
)
を
繙
(
ひもと
)
く
人
(
ひと
)
は、
必
(
かなら
)
ず
歴代
(
れきだい
)
の
天皇
(
てんのう
)
がその
都
(
みやこ
)
を
遷
(
せん
)
したまへることを
見
(
み
)
るであらう。それは
神武天皇即位
(
じんむてんのうそくゐ
)
から、
持統天皇
(
ぢとうてんのう
)
八
年
(
ねん
)
まで四十二
代
(
だい
)
、千三百五十三
年間
(
ねんかん
)
繼續
(
けいぞく
)
した。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
印南
(
いんなん
)
、
杏坪
(
きやうへい
)
、
文河
(
ぶんか
)
、
竹里
(
ちくり
)
は既に
上
(
かみ
)
に見えてゐる。文河は
定良
(
さだよし
)
、竹里は
遷
(
せん
)
である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
古今を一貫せる
通史
(
つうし
)
の編述こそは彼の一生の念願だったのだが、単に材料の
蒐集
(
しゅうしゅう
)
のみで終わってしまったのである。その
臨終
(
りんじゅう
)
の光景は息子・
遷
(
せん
)
の筆によって詳しく
史記
(
しき
)
の最後の章に描かれている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
遷
常用漢字
中学
部首:⾡
15画
“遷”を含む語句
変遷
遷幸
遷化
遷延
遷都
左遷
司馬遷
時遷
都遷
變遷
孟母三遷
隠岐遷
隠岐遷幸
遷宮
遷徙
遷座式
幾変遷
遷喬
遷居
遷神
...