“司馬遷”の読み方と例文
読み方割合
しばせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この刑を受けた者を閹人えんじんと称し、宮廷の宦官かんがんの大部分がこれであったことは言うまでもない。人もあろうに司馬遷しばせんがこの刑にったのである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
この内最後の孔子廟の情況は著者司馬遷しばせん自身の見聞にもとづいているが、その他はいずれも『論語』や『孟子』以後の伝説たることを立証し得るもののみと言ってよい。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
これらの人々の行跡ぎょうせきをあげて、司馬遷しばせんが『史記』の一篇に『貨殖列伝かしょくれつでん』を書きしるしたのでありますが、後世の学者たちが、その所説を卑しいとして、筆をそろえてこれを非難したのは