“隠岐遷”の読み方と例文
読み方割合
おきうつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つづいて先帝の、よんどころない隠岐遷おきうつし、さらには不逞な公卿坊主らの処刑となったのも、申さば、やりたくはないことを、しいて仕向けられたものだ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それも鎌倉表の密かな心痛です。で、先帝の隠岐遷おきうつしがすむまでは、軍勢すべて、洛中洛外にとどまり、一切無断で帰国はならんと、再度の令が出たわけでおざる」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隠岐遷おきうつしの警衛にくとあっては容易でない。何かの準備もたいへんだろう」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)