“踏越”の読み方と例文
読み方割合
ふみこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんな、はずみのい、くづれる綿わた踏越ふみこ踏越ふみこしするやうに、つまもつれる、もすそみだれる……それが、やゝ少時しばらくあひだえました。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
喜多きた食堂しよくだう飮酒のみく。……あのてつぼうにつかまつて、ぶるツとしながら繋目つなぎめいた踏越ふみこすのは、長屋ながや露地ろぢ溝板どぶいた地震ぢしんおもむきあり。あめ小留をやみにる。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)