證據しやうこ)” の例文
新字:証拠
老叟らうそうわらつて『さう言はるゝにはなに證據しようこでもあるのかね、貴君あなたものといふれきとした證據しやうこが有るならうけたまはりいものですなア』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
證據しやうこやある』と王樣わうさままをされました、『おそれることはない、はやへ、さもなければ即座そくざ死刑しけいだ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
底抜そこぬけにひツけた證據しやうこ千鳥ちどりあし、それをやつとみしめていへしきゐまたぎながら
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
(網の存在ぞんざいに付きてはたしかなる證據しやうこあり。此事に關しては再び記す所あるべし。)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
なにもそんなにおどろくことはない。それが萬物ばんぶつきてゐる證據しやうこさ」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「あれ、あれがなによりの證據しやうこじやないか、みたまへ。みづそこを……」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)