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謎々
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なぞなぞ
ふりがな文庫
“
謎々
(
なぞなぞ
)” の例文
韻文等の言語に於ける二義の区別がよく解ったら
此処
(
ここ
)
に言う「韻律なき韻律」「無韻の韻文」という語の
謎々
(
なぞなぞ
)
めいた意味が解り、そして尚
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
メドヴェージェンコ (腕を支えてやりながら)こんな
謎々
(
なぞなぞ
)
がありますよ。朝は四つ足、昼は二本足、夕方は三本足……
かもめ:――喜劇 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ト云ッて
差俯向
(
さしうつむ
)
いた、文三の懸けた
謎々
(
なぞなぞ
)
が解けても解けない
風
(
ふり
)
をするのか、それともどうだか
其所
(
そこ
)
は判然しないが、ともかくもお勢は
頗
(
すこぶ
)
る無頓着な
容子
(
ようす
)
で
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
その他無邪気でおもしろい山の中のお
伽噺
(
とぎばなし
)
から、畠の中に赤い舌をぶらさげているものは何なぞの
謎々
(
なぞなぞ
)
を語り聞かせることを楽しみにした子供の友だちだ。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
これは東叡山の配下で、寒い朝でも赤裸で、とうとうと言って人の
門
(
かど
)
に立って
銭貰
(
ぜにもら
)
いをするのだが、無芸と無頼とを以て聞えている。どうかすると
謎々
(
なぞなぞ
)
のようなものを持って来るのもある。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「杢の
謎々
(
なぞなぞ
)
は結構だよ、それでほしをつけた家というのがどうしたのさ」
三悪人物語:忍術千一夜 第二話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
帆村は、
謎々
(
なぞなぞ
)
の
新題
(
しんだい
)
にぶつかったような顔付をして、
一寸
(
ちょっと
)
首を曲げた。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
腕
拱
(
こまぬ
)
きつつうかうか歩き、お上人様のああおっしゃったはどちらか一方おとなしく譲れと
諭
(
さと
)
しの
謎々
(
なぞなぞ
)
とは、何ほど
愚鈍
(
おろか
)
な
我
(
おれ
)
にも知れたが、ああ譲りたくないものじゃ、せっかく丹誠に丹誠凝らして
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
南町で晩飯の
御馳走
(
ごちそう
)
になって、
久米
(
くめ
)
と
謎々
(
なぞなぞ
)
論をやっていたら、たちまち九時になった。帰りに
矢来
(
やらい
)
から江戸川の終点へ出ると、
明
(
あ
)
き地にアセチリン
瓦斯
(
ガス
)
をともして、催眠術の本を売っている男がある。
田端日記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「うむ、まるで
謎々
(
なぞなぞ
)
だね」
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
謎
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
々
3画
“謎”で始まる語句
謎
謎語
謎道
謎理的
謎芝居
謎語像