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調印
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てういん
金方の役所へ
廻し金方にて
拂を渡す事なり
今吉兵衞が差出たる
書付も役人が
改め
添書に右の通り
認め
調印して
渡ける此勘定部屋と
金方役所とは其間三町を
入れ則ち借主は常樂院請人は紅屋庄藏として
調印し
宿老へも相屆け
萬端事も相濟たれば常樂院は
尚も紅屋方に
逗留し翌日より大工
泥工の
諸職人を雇ひ
破損の處は
修復を
右の如くに
記し
有しかば
住持祐然に
書寫させ其
奧へ右之通り
相違御座なく候に
付即ち
調印仕り候以上月日
寺社奉行
何某殿と
奧書を
認めさせ次右衞門是を
受取ば三五郎
懷中より金二十兩を