“西空”の読み方と例文
読み方割合
にしぞら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさちゃんは、さむい、木枯こがらしのきそうな、晩方ばんがたの、なんとなく、物悲ものかなしい、西空にしぞらの、夕焼ゆうやけのいろを、えがいたのです。
ペスをさがしに (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、たちまち近づく飛行機の爆音、来たなと思う間もなく西空にしぞらおびただしい爆撃機のよくかさなり合って真暗まっくらになった。
あちらのにわいた、さるすべりのはなも、一は、あかくきれいだったが、そのさかりをすぎてしまいました。夕日ゆうひが、西空にしぞらにしずむと、北風きたかぜつめたさをかんじるようになりました。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)