薪雜棒まきざつぽう)” の例文
新字:薪雑棒
長崎屋の井戸の中へよごれものを打ち込んだり、主人の七郎兵衞が夜道を歩いて居ると、薪雜棒まきざつぽうでどやし付けたり、火をつけられた數だけでも三度。
粉鼻こなはなはうさへえつてはなつん/\してやうありやしねえや、本當ほんたうかねさんはひとりいや、なんぼにくらしいかれやしねえ、其處そこらに薪雜棒まきざつぽうでもればばしてりてえやう
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わたし薪雜棒まきざつぽうつてて、亞鉛トタン一番いちばんしのぎけづつてたゝかはうかな。」と喧嘩けんくわぎてのぼうちぎりで擬勢ぎせいしめすと、「まあ、かつたわね、ありがたい。」とうれしいより、ありがたいのが
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
薪雜棒まきざつぽうふられてか」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)