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色硝子
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いろがらす
ふりがな文庫
“
色硝子
(
いろがらす
)” の例文
枕許
(
まくらもと
)
に置き並べた、舶来物でもあるのか、見なれぬ形の
目醒
(
めざま
)
し時計、
漆器
(
しっき
)
の
巻煙草
(
まきたばこ
)
入れ、
色硝子
(
いろがらす
)
の灰皿、
何
(
いず
)
れを見ても、それらの品物の主人公が、世にも
綺麗
(
きれい
)
好きな
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
和蘭陀
(
オランダ
)
の
風車
(
かざぐるま
)
小屋の沢山並んだ野を描いた褐色の勝つた風景画は誰が
悪戯
(
いたづら
)
をしたのか下の四分通りが引きちぎられてました。私の父はまた
色硝子
(
いろがらす
)
をいろいろ交ぜた障子を造つて
縁
(
えん
)
へはめました。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
遥
(
はる
)
か突当り——崖を左へ
避
(
よ
)
けた離れ座敷、確か
一宇
(
ひとむね
)
別になって
根太
(
ねだ
)
の高いのがありました、……そこの障子が、薄い
色硝子
(
いろがらす
)
を
嵌
(
は
)
めたように、ぼうとこう
鶏卵色
(
たまごいろ
)
になった、
灯
(
あかり
)
を
点
(
つ
)
けたものらしい。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
色硝子
(
いろがらす
)
濡
(
ぬ
)
るる
巷
(
こうぢ
)
を
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
どれも
色硝子
(
いろがらす
)
の棒を立て並べ
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
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灰に
著
(
き
)
せたる
色硝子
(
いろがらす
)
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
硝
常用漢字
中学
部首:⽯
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“色”で始まる語句
色
色彩
色々
色沢
色合
色紙
色艶
色褪
色香
色気