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船頭
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おやぢ
ふりがな文庫
“
船頭
(
おやぢ
)” の例文
いや、そんな
事
(
こと
)
より、
力餅
(
ちからもち
)
さへ
食
(
く
)
はぬ
二人
(
ふたり
)
が、
辨當
(
べんたう
)
のうまさうなのに、ごくりと
一所
(
いつしよ
)
に
唾
(
つ
)
をのんでお
腹
(
なか
)
が
空
(
す
)
いて
堪
(
たま
)
らない。……
船頭
(
おやぢ
)
の
菜
(
さい
)
も
糠鰊
(
こぬかにしん
)
で。……
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
船頭
(
おやぢ
)
が
辨當
(
べんたう
)
を
使
(
つか
)
ふ
間
(
あひだ
)
、しばらくは
船
(
ふね
)
は
漂蕩
(
へうたう
)
と
其
(
そ
)
の
流
(
なが
)
るゝに
任
(
まか
)
せて、やがて、
餉
(
かれひ
)
を
澄
(
す
)
まして、ざぶりと
舷
(
ふなべり
)
に
洗
(
あら
)
ひ
状
(
さま
)
に、
割籠
(
わりご
)
に
掬
(
く
)
むとて
掻
(
か
)
く
水
(
みづ
)
が、
船脚
(
ふなあし
)
よりは
長
(
なが
)
く
尾
(
を
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
動
(
うご
)
くもののない
江
(
え
)
の
面
(
おも
)
に
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“船頭”の意味
《名詞》
船頭(せんどう)
和船の船長。ふなおさ。
船を漕ぐことを生業とする者。かこ。
(出典:Wiktionary)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“船頭”で始まる語句
船頭衆
船頭共
船頭夫婦
船頭深話
船頭水夫共