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腋毛
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わきげ
ふりがな文庫
“
腋毛
(
わきげ
)” の例文
と思うと——
畳
(
たたみ
)
二
枚
(
まい
)
ほどは
優
(
ゆう
)
にある
両
(
りょう
)
の
翼
(
つばさ
)
が、ウワーッと上へひろがって、白い
腋毛
(
わきげ
)
が見えたから、びっくりしたお
小姓
(
こしょう
)
とんぼ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼女は片方の手をあげて額のあたりを撫でたが、その白いゆたかな腕の付根に、ふさふさとした
腋毛
(
わきげ
)
が見えたので、私は慌てて眼をそらした。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そう言いながら、自分の唇に、
濡
(
ぬ
)
れた相手の
腋毛
(
わきげ
)
を、しごきたいような欲情に駆られ、横蔵はぶるると身を震わした。
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
たとえば月を断ち切る雲が、女の目を切る
剃刀
(
かみそり
)
を呼び出したり、男の手のひらの傷口から出て来る
蟻
(
あり
)
の群れが、女の
腋毛
(
わきげ
)
にオーバーラップしたりする。
映画芸術
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そはとにかくに糞の歌も、厠の歌も、
犢鼻褌
(
ふんどし
)
の歌も、
腋毛
(
わきげ
)
の歌も、
瘡
(
かさ
)
の歌も歌として書に載せられをる事実は争ふべきにあらず。歌必ずしも
尽
(
ことごと
)
く上品ならんや。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
引手繰
(
ひったく
)
るや否や、
肥
(
ふと
)
っているから、はだかった胸へ
腋
(
わき
)
の下まで
突込
(
つっこ
)
んだ、もじゃもじゃした胸毛も、
腋毛
(
わきげ
)
も、うつくしい、
情
(
なさけ
)
ない、浅間しい、
可哀相
(
かわいそう
)
な
婦
(
おんな
)
を
揉
(
も
)
みくたにして、
捻込
(
ねじこ
)
んだように見えて
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切石にうづくむ猫のねちねちと
腋毛
(
わきげ
)
つくろふをみなへしの花
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彼女は片方の手をあげて額のあたりを
撫
(
な
)
でたが、その白いゆたかな腕の付根に、ふさふさとした
腋毛
(
わきげ
)
が見えたので、私は
慌
(
あわ
)
てて眼をそらした。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
切石にうづくむ猫のねちねちと
腋毛
(
わきげ
)
つくろふをみなへしの花
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“腋毛”の解説
腋毛(わきげ、underarm hair)は、腋窩部に生える毛のことである。
(出典:Wikipedia)
腋
漢検1級
部首:⾁
12画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“腋”で始まる語句
腋
腋臭
腋下
腋羽
腋挾
腋明
腋窩
腋腹
腋香
腋芽