“わきげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
腋毛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば月を断ち切る雲が、女の目を切る剃刀かみそりを呼び出したり、男の手のひらの傷口から出て来るありの群れが、女の腋毛わきげにオーバーラップしたりする。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そはとにかくに糞の歌も、厠の歌も、犢鼻褌ふんどしの歌も、腋毛わきげの歌も、かさの歌も歌として書に載せられをる事実は争ふべきにあらず。歌必ずしもことごとく上品ならんや。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
引手繰ひったくるや否や、ふとっているから、はだかった胸へわきの下まで突込つっこんだ、もじゃもじゃした胸毛も、腋毛わきげも、うつくしい、なさけない、浅間しい、可哀相かわいそうおんなみくたにして、捻込ねじこんだように見えて
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)