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肉付
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にくづき
ふりがな文庫
“
肉付
(
にくづき
)” の例文
私は神戸のステーションで、品格のないしかし
肉付
(
にくづき
)
のいい若いアメリカの女が二、三人、花売りから花束を買っているのを見ただけです。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし、事実と思うことができないにしても、まざまざと見える女の眼なり、
口許
(
くちもと
)
なり、
肉付
(
にくづき
)
なりがどうしてもただの夢とは思われなかった。
蘇生
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
背丈
(
せたけ
)
肉付
(
にくづき
)
もわからなければ、店の方でも声ばかりするのでは驚いて、不思議な噂話がパッと
拡
(
ひろ
)
がらねばならぬ。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
終
(
つい
)
に肩のあたり
頸筋
(
くびすじ
)
のあたり、梅も桜も
此
(
この
)
君の
肉付
(
にくづき
)
の美しきを
蔽
(
おお
)
いて誇るべき程の美しさあるべきやと
截
(
た
)
ち
落
(
おと
)
し切り落し、むっちりとして愛らしき乳首、
是
(
これ
)
を隠す菊の花
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「あなたは好い体格だね」と云って敬太郎の
肉付
(
にくづき
)
を
賞
(
ほ
)
め出した。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
或はまた四季の眺めを
形取
(
かたど
)
る
肉付
(
にくづき
)
のよきポモンの女神。およそフランドル名家の描きし大作は、皆これかの
淫蕩
(
いんとう
)
なる婦女にあらざるなきを。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
両袖
(
りょうそで
)
まくれてさすがに
肉付
(
にくづき
)
の悪からぬ二の
腕
(
うで
)
まで見ゆ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それに加えて
肉付
(
にくづき
)
のしまった
小
(
こ
)
づくりの身体は
背後
(
うしろ
)
から見ると、
撫肩
(
なでがた
)
のしなやかに
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“肉”で始まる語句
肉
肉体
肉桂
肉塊
肉汁
肉體
肉刺
肉叉
肉身
肉置