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罷成
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まかりな
ふりがな文庫
“
罷成
(
まかりな
)” の例文
幸村申すことに「この度の御和睦も一旦のことなり。
終
(
つい
)
には
弓箭
(
きゅうせん
)
に
罷成
(
まかりな
)
るべくと存ずれば、幸村父子は一両年の内には討死とこそ思い定めたれ」
真田幸村
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
白き
鞭
(
むち
)
をもって示して曰く、変更の議
罷成
(
まかりな
)
らぬ、
御身等
(
おんみら
)
、我が
処女
(
むすめ
)
を何と思う、
海老茶
(
えびちゃ
)
ではないのだと。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「はたまた拙者妻こと、京より離別
仕
(
つかまつ
)
り縁者方へ返し申候。伜、娘儀いかように
罷成
(
まかりな
)
り候ともそれまでの事に候」といい、さらに
平常
(
ひごろ
)
方外の友として、その
啓沃
(
けいよく
)
を受けた良雪に対しては
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
白
(
しろ
)
き
鞭
(
むち
)
を
以
(
も
)
て
示
(
しめ
)
して
曰
(
いは
)
く、
変更
(
へんがへ
)
の
議
(
ぎ
)
罷成
(
まかりな
)
らぬ、
御身等
(
おんみら
)
、
我
(
わ
)
が
処女
(
むすめ
)
を
何
(
なに
)
と
思
(
おも
)
ふ、
海老茶
(
えびちや
)
ではないのだと。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さて、その娘が縁あって、われら宿の妻に
罷成
(
まかりな
)
る、老人三十二歳の時。——あれは
一昨年
(
おととし
)
果てました。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
日本一の不所存もの、恩地源三郎が申渡す、向後
一切
(
いっせつ
)
、謡を口にすること
罷成
(
まかりな
)
らん。
立処
(
たちどころ
)
に勘当だ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
神職
罷成
(
まかりな
)
らん!
当社
(
とうやしろ
)
の
掟
(
おきて
)
じゃ。が、さよういたした上は、
追放
(
おっぱな
)
して許して遣る。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
罷
常用漢字
中学
部首:⽹
15画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“罷”で始まる語句
罷
罷出
罷在
罷越
罷業
罷免
罷工
罷下
罷違
罷市