“まかりな”の漢字の書き方と例文
語句割合
罷成100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しろむちしめしていはく、変更へんがへ罷成まかりならぬ、御身等おんみら処女むすめなにおもふ、海老茶えびちやではないのだと。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さて、その娘が縁あって、われら宿の妻に罷成まかりなる、老人三十二歳の時。——あれは一昨年おととし果てました。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日本一の不所存もの、恩地源三郎が申渡す、向後一切いっせつ、謡を口にすること罷成まかりならん。立処たちどころに勘当だ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)