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繼子
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まゝこ
ふりがな文庫
“
繼子
(
まゝこ
)” の例文
新字:
継子
十九の時あやめを生んで、今年は三十七、
繼子
(
まゝこ
)
のお百合よりは、遙かに美しく、若々しくさへ見える内儀振りです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あはれなるは
繼子
(
まゝこ
)
の
身分
(
みぶん
)
にして、
腑甲斐
(
ふがひ
)
ないものは
養子
(
やうし
)
の
我
(
わ
)
れと、
今更
(
いまさら
)
のやうに
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
のあぢきなきを
思
(
おも
)
ひぬ。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かの黒き髮ある額はアッツォリーノなり、またかの
黄金
(
こがね
)
の髮あるはげに上の世にその
繼子
(
まゝこ
)
に殺されし 一〇九—
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
然
(
し
)
か
宣給
(
のたま
)
へど、接吻をばわれ博し得たり。
渠
(
かれ
)
。そは
固
(
もと
)
よりなり。されどわれを始終
繼子
(
まゝこ
)
たりしものとな思ひそ。われ。繼子たりしや否やは知らず。唯だ繼子らしかりしは事實なり。渠。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
同志と稱する者がかう云ふ間違つた見方をした
丈
(
だけ
)
であるならまだよかつたが、政治家の多數が亦觀察を誤つた。そして
謬見
(
びうけん
)
を抱いて社會の
繼子
(
まゝこ
)
となつた人々に對して、謬見を抱いた政治が施された。
計画
(旧字旧仮名)
/
平出修
(著)
▼ もっと見る
知らぬ
繼子
(
まゝこ
)
を
孵
(
か
)
へさせた。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
庄司伊左衞門の新妻のおもよは惡い人間ではなかつたが、まだ夢の多い若い盛りで、さすがに下女の産み棄てた
繼子
(
まゝこ
)
のお藤を育てる氣はなかつたのです。
銭形平次捕物控:175 子守唄
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だから、お内儀のお篠が、自分とあまり年の違はない
繼子
(
まゝこ
)
の幾太郎を殺すつもりで、間違つて梅吉を殺したとしたら、わざ/\櫛なんか置いて來る筈はあるまい」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お江野は
下賤
(
げせん
)
に育つた女ですが、心掛は兎も角不思議に
賢
(
かしこ
)
い
性
(
たち
)
で、二千五百石取の奧樣に直しても少しも可笑しくはない女です。
繼子
(
まゝこ
)
の吉彌にもよく、内外の噂はそんなに惡くありません。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繼
部首:⽷
20画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“繼”で始まる語句
繼
繼母
繼續
繼娘
繼穗
繼合
繼竿
繼上下
繼弓
繼立