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箔屋
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はくや
ふりがな文庫
“
箔屋
(
はくや
)” の例文
通って来たんだけれど、角の
箔屋
(
はくや
)
。——うちの人じゃあない、世話になって、はんけちの
工場
(
こうば
)
へ勤めている娘さんですとさ。ちゃんと目を
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
でも若旦那は町風呂の廣々としたのが好きなんださうで、——それに、こいつは
内證
(
ないしよ
)
ですがね、
箔屋
(
はくや
)
町の櫻湯にはお浪といふ凄いのが居ますよ。
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
田舎
(
いなか
)
から、
町
(
まち
)
へ
出
(
で
)
て、
縫
(
ぬ
)
い
箔屋
(
はくや
)
へ
弟子入
(
でしい
)
りをして、そして、
習
(
なら
)
った
細工
(
さいく
)
は、すべて
魂
(
たましい
)
の
入
(
はい
)
らない、ごまかしものだった。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
桜町の
箔屋
(
はくや
)
が例年の通り
桟敷
(
さじき
)
を造って船頭や
財副
(
ざいふく
)
や
客唐人
(
きゃくとうじん
)
を招いて神事踊ば見せたのでござりました。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
でも若旦那は町風呂の広々としたのが好きなんだそうで、——それに、こいつは
内証
(
ないしょ
)
ですがね、
箔屋
(
はくや
)
町の桜湯にはお
浪
(
なみ
)
という凄いのがいますよ。
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
この
店
(
みせ
)
は、
町
(
まち
)
で
古
(
ふる
)
くからの
縫
(
ぬ
)
い
箔屋
(
はくや
)
だったので、
金持
(
かねも
)
ちの
得意
(
とくい
)
が
多
(
おお
)
く、また
遠
(
とお
)
くからも、
註文
(
ちゅうもん
)
を
受
(
う
)
けていました。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、ろくろく
学校
(
がっこう
)
へもいかず、
早
(
はや
)
くから、
町
(
まち
)
の
縫
(
ぬ
)
い
箔屋
(
はくや
)
へ
弟子入
(
でしい
)
りして、
手仕事
(
てしごと
)
をおぼえさせられたのでした。
生
(
う
)
まれつき
器用
(
きよう
)
の
正吉
(
しょうきち
)
は、よく
針
(
はり
)
をはこびました。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
箔
漢検準1級
部首:⽵
14画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“箔屋”で始まる語句
箔屋町