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竿
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ざを
ふりがな文庫
“
竿
(
ざを
)” の例文
ろくな植込みも
燈籠
(
とうろう
)
もなく、下女のお民が、陽を追つて
干物
(
ほしもの
)
を持ち廻るらしく、
三又
(
さんまた
)
と物干
竿
(
ざを
)
とが轉がり、物干の柱が突つ立つて居るだけの殺風景さです。
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
男はしきりにつり
竿
(
ざを
)
をうごかしてゐますとき/″\魚をつりあげます。
シロ・クロ物語
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
水
(
みづ
)
の
澄
(
す
)
んだところでは、
鈎
(
はり
)
の
先
(
さき
)
へ
雷鳥
(
らいちよう
)
の
羽毛
(
うもう
)
かそれがなければ、
鷄
(
にはとり
)
の
羽毛
(
うもう
)
でもくゝりつけて
下
(
おろ
)
すと
釣
(
つ
)
れます。
濁
(
にご
)
つてるところでは
餌
(
ゑ
)
づりをするのですが、
釣
(
つ
)
り
竿
(
ざを
)
は
長
(
なが
)
く
丈夫
(
じようぶ
)
なものがいゝようです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
お勝手口から忍んで出て、物干
竿
(
ざを
)
の元の方で、前の晩拵へて置いた壁の穴から、床の間の千兩箱の山くらゐは突き崩せた筈だ。寒いから北窓は皆んな
塞
(
ふさ
)
がつて居るし、誰も見て居る者はない
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「此處にあつた物干
竿
(
ざを
)
は、お前が洗つたのか」
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“竿”の解説
竿(さお)は、何らかの道具として使用する細長い棒である。原義は竹から枝葉を取り払ったもののことであったが、同じ用途の竹以外の材質のものも同じ名で呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)
竿
漢検準1級
部首:⽵
9画
“竿”を含む語句
旗竿
一竿
竿頭
竿立
水竿
殻竿
釣竿
竹竿
物干竿
黐竿
三竿
竿竹
百尺竿頭
檣竿
繼竿
継竿
間竿
竿幟
水馴竿
竿燈
...