“竿燈”の読み方と例文
読み方割合
かんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから仙北郡には大曲おおまがりのネムリ流しがある(月の出羽路九)。生保内おぼない村のネブタ流しは、入込んだ山寄りの村だけに、その行事がずっと質素で、竿燈かんとうなどという飾り物はない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
羅馬の市に竿燈かんとうくるは近き世の事にて、其の頃はまださるものなかりしなり。狹き枝みちに歩み入れば、平ならざる道を照すもの唯だ聖母の像の御前みまへに供へたる油燈のみなり。