“竿棹”の読み方と例文
読み方割合
さを100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船では乗客を皆な別の船に移して、荷を軽くして船員そうがゝりで、長い竿棹さをを五本も六本も浅い州に突張つつぱつて居た。しかも汽船は容易に動かなかつた。煙突からは白い薄いけぶりいたづらに立つて居た。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)