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突飛
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つきと
つゞいて
飛込まんとする
獅子を
目掛けて、
私は
一發ドガン、
水兵は
手鎗て
突飛ばす、
日出雄少年は
素早く
身を
跳らして、
入口の
扉をピシヤン。
お
艷は
死ものぐるひな、
小助を
突飛ばしたなり、
茶の
間へ
逃げた。が、
壁の
隅へばつたり
倒れたまゝ
突臥して、
何を
云つてもたゞさめ/″\と
泣くのである。
大勢寄つて
集つて
己を三つも四つも
打ち
倒しアがつて、
揚句のはてに
突飛ばされたが、悪いところに石があつたので、
膝を
摺剥いて血が
大層出るからのう……。