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空隙
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すき
ふりがな文庫
“
空隙
(
すき
)” の例文
私は彼の心に何か知ら
空隙
(
すき
)
の出來たことを感じた。そして其の空隙を、彼が我々によつて滿たさうとしてはゐないことをも感じてゐた。
我等の一団と彼
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
つまり二重に張った天井の中間がようように腹ばいにはえるくらいの
空隙
(
すき
)
になっていて、それが家じゅうの天井をおおいつくしていた。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
只
(
たゞ
)
一
部
(
ぶ
)
、三
角測量臺
(
かくそくりやうだい
)
の
見通
(
みとほ
)
しに
障
(
さは
)
る
爲
(
ため
)
に
切
(
き
)
り
拂
(
はら
)
はれた
空隙
(
すき
)
がそれを
導
(
みちび
)
いた。
火
(
ひ
)
の
子
(
こ
)
は
東隣
(
ひがしどなり
)
の
主人
(
しゆじん
)
の
屋根
(
やね
)
の一
角
(
かく
)
にどさりと
止
(
とま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
動機をしっくりと包んでいるその
五芒星円
(
ペンタグラムマ
)
には、いかなるメフィストといえども潜り込む
空隙
(
すき
)
はございません。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
その
空隙
(
すき
)
をふさぐ幾億兆の群集。——わたしは「ほとけの畠」の、あの目こぼれを啄む、一羽の禽に、どうやら
肖
(
に
)
てきてゐる。しかも、
零落
(
おちぶ
)
れた一羽のからすに。
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
“空隙”の意味
《名詞》
空隙(くうげき)
隙間。間隙。
(出典:Wiktionary)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手