穗長ほなが)” の例文
新字:穂長
黒人くろんぼ給仕きふじみちびかれて、燈籠とうろうかげあらはれたつけね——主人しゆじんよう商賣あきなひものをはこせつは、盜賊どろばう用心ようじんきつつ……穗長ほながやりをねえ、こんな場所ばしよへはつけないから
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……そしてくるまいた商人あきんどの、一人々々ひとり/\穗長ほながやりいたり、かついだりしてかたちが、ぞろ/\かげのやうにくろいのに、椰子やししげつたうへへ、どんよりと黄色きいろた、つきあかりで、白刃しらはばかりが
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)