“穂長”の読み方と例文
旧字:穗長
読み方割合
ほなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒人くろんぼの給仕に導かれて、燈籠とうろうの影へあらわれたつけね——主人の用に商売あきないものを運ぶ節は、盗賊どろぼうの用心にきっと持つ……穂長ほながやりをねえ、こんな場所へは出つけないから
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
……そして車に着いた商人あきんどの、一人々々、穂長ほながやりいたり、かついだりしてく形が、ぞろ/\影のやうに黒いのに、椰子やしの茂つた上へ、どんよりと黄色に出た、月のあかりで、白刃しらはばかりが
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)