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穂薄
ふりがな文庫
“穂薄”の読み方と例文
読み方
割合
ほすすき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほすすき
(逆引き)
さつきから野葡萄ばかりさがしてゐた
金太
(
きんた
)
がさう云ふと、銀色の
穂薄
(
ほすすき
)
で頭をたゝき合つてゐた
勇治
(
ゆうぢ
)
と
庄吉
(
しやうきち
)
とが、すぐ口をそろへて云ひました。
栗ひろひ週間
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
築山陰
(
つきやまかげ
)
の
野路
(
のぢ
)
を写せる
径
(
こみち
)
を行けば、
蹈処無
(
ふみどころな
)
く地を
這
(
は
)
ふ
葛
(
くず
)
の乱れ
生
(
お
)
ひて、
草藤
(
くさふぢ
)
、
金線草
(
みづひき
)
、
紫茉莉
(
おしろい
)
の色々、
茅萱
(
かや
)
、
穂薄
(
ほすすき
)
の
露滋
(
つゆしげ
)
く
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
見わたす限り人間の手があがって、掴もうとする指が、まるでさざなみのように、ひらいたりとじたりするぐあい、じっと見てると、ちょうど
穂薄
(
ほすすき
)
の野を秋風が渡るよう……壮観だ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
穂薄(ほすすき)の例文をもっと
(4作品)
見る
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
“穂”で始まる語句
穂
穂尖
穂先
穂積
穂芒
穂蓼
穂高山
穂波
穂麦
穂向
“穂薄”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
槙本楠郎
林不忘