“穂向”の読み方と例文
旧字:穗向
読み方割合
ほむき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但馬皇女たじまのひめみこ(天武天皇皇女)が穂積皇子ほづみのみこ(天武天皇第五皇子)を慕われた歌があって、「秋の田の穂向ほむきのよれる片寄りに君に寄りなな言痛こちたかりとも」(巻二・一一四)の如き歌もある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
秋の田の穂向ほむきの寄れる片寄りに君によりななこちたかりとも(但馬皇女)
万葉集の恋歌に就て (新字旧仮名) / 三好達治(著)
稗草の穂向ほむきにちらふ蟆子ぶよのかげ驚きて思ふうらさびにけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)