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祝盃
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しゅくはい
ふりがな文庫
“
祝盃
(
しゅくはい
)” の例文
三吉が立って水を眺めているうちに、女中が
膳
(
ぜん
)
を運んで来た。一番いける口の榊は、種々な意味で
祝盃
(
しゅくはい
)
を挙げ始めた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
二杯の
祝盃
(
しゅくはい
)
に顔が赤くなって、その場にいたたまらなくなったほどの可愛らしい花嫁であった。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
一面のS文学士とMとがやって来て、「失われそうにして助かった幸運なる君が生命のために
祝盃
(
しゅくはい
)
を
挙
(
あ
)
げようじゃないか」と言った。すると、すぐ前の卓にいたAが頭を
擡
(
もた
)
げて
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
或
(
ある
)
ひは
兵卒
(
へいそつ
)
の
頸筋元
(
くびすぢもと
)
を
駈𢌞
(
かけまは
)
る、すると
敵
(
てき
)
の
首
(
くび
)
を
取
(
と
)
る
夢
(
ゆめ
)
やら、
攻略
(
のっとり
)
やら、
伏兵
(
ふせぜい
)
やら、
西班牙
(
イスパニア
)
の
名劍
(
めいけん
)
やら、
底拔
(
そこぬけ
)
の
祝盃
(
しゅくはい
)
やら、
途端
(
とたん
)
に
耳元
(
みゝもと
)
で
陣太鼓
(
ぢんだいこ
)
、
飛上
(
とびあが
)
る、
目
(
め
)
を
覺
(
さま
)
す、おびえ
駭
(
おどろ
)
いて、
一言二言
(
ひとことふたこと
)
祈
(
いのり
)
をする
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
半蔵とてもその席に一座して交際
上手
(
じょうず
)
な人たちから
祝盃
(
しゅくはい
)
をさされて見ると、それを受けないわけに行かなかったが、宿方の用事で出て来ている身には酒も
咽喉
(
のど
)
を通らなかった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“祝盃”の意味
《名詞》
祝賀のための酒盃。祝杯。
(出典:Wiktionary)
祝
常用漢字
小4
部首:⽰
9画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“祝”で始まる語句
祝
祝詞
祝言
祝儀
祝着
祝福
祝事
祝融
祝日
祝部