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石造
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せきざう
ふりがな文庫
“
石造
(
せきざう
)” の例文
その大きな
石造
(
せきざう
)
の建物の中の一室——
卓
(
テイブル
)
を二脚も三脚も並べた、電話の絶えず聞えて来る、クツシヨンの椅子の置いてある
アカシヤの花
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
「ムヽ、
是
(
こ
)
れが例の
山木剛造
(
やまきがうざう
)
の家なんか」と、
石造
(
せきざう
)
の門に白き標札打ち見上げて、一人のツブやくを
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
この
目的
(
もくてき
)
のためには、
賢實
(
けんじつ
)
なる
石造
(
せきざう
)
または
甎造
(
せんざう
)
の
恒久的宮殿
(
こうきうてききうでん
)
を
造營
(
ざうえい
)
する
事
(
こと
)
は
都合
(
つがふ
)
が
惡
(
わる
)
いのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
行つても/\知らん
地方
(
ところ
)
だ。
低地
(
ひくち
)
が高台になつて瀬の早い川が
逶迤
(
うね/\
)
と通つてゐる処もあつた。
烟突
(
けむだし
)
も無い
小舎
(
こや
)
や木の枝を編むで
拵
(
こしら
)
へた納屋が
後
(
あと
)
になつて、立派な邸や
石造
(
せきざう
)
の建物が見える。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
石造
(
せきざう
)
の波止場、木製の
假橋
(
かりばし
)
を洗ひ
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
若
(
も
)
しも
太古
(
たいこ
)
の
民
(
たみ
)
が
地震
(
ぢしん
)
を
恐
(
おそ
)
れて、
石造
(
せきざう
)
の
家屋
(
かをく
)
を
作
(
つく
)
らなかつたと
解釋
(
かいしやく
)
するならば、その
前
(
まへ
)
に、
何
(
なに
)
ゆゑにかれ
等
(
ら
)
は
火災
(
くわさい
)
を
恐
(
おそ
)
れて
石造
(
せきざう
)
の
家
(
いへ
)
を
作
(
つく
)
らなかつたかを
説明
(
せつめい
)
せねばならぬ。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“石造”の意味
《名詞》
石を材料として建築物や物をつくること。また、そのようなもの。
(出典:Wiktionary)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“石造”で始まる語句
石造皇子
石造建物