“矢信”の読み方と例文
読み方割合
やぶみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時鳥(ほとゝぎす)の矢信(やぶみ)、さゝ蟹(がに)の緋縅(ひをどし)こそ、血(ち)と紅(くれなゐ)の色(いろ)には出(い)づれ、世(よ)は只(たゞ)暗夜(やみ)と侘(わび)しきに、烈日(れつじつ)忽(たちま)ち火(ひ)の如(ごと)く、窓(まど)を放(はな)ち襖(ふすま)を排(ひら)ける夕(ゆふべ)、紫陽花(あぢさゐ)の花(はな)の花片(はなびら)一枚(ひとつ)づゝ、雲(くも)に星(ほし)に映(うつ)る折(をり)よ。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)