痛苦つうく)” の例文
成程なるほど一日いちにちの苦とうつかれていへかへツて來る、其處そこには笑顏ゑがほむかへる妻子さいしがある、終日しうじつ辛勞しんらう一杯いつぱいさけために、陶然たうぜんとしてツて、すべて人生の痛苦つうくわすれて了ふ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
まどもとせい痛苦つうくたゞあかそよぎえたてぬくさの花
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)