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痛烈
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つうれつ
ふりがな文庫
“
痛烈
(
つうれつ
)” の例文
山海經
(
さんかいけう
)
を
見
(
み
)
ても
極
(
きは
)
めて
荒唐無稽
(
くわうたうむけい
)
なものが
多
(
おほ
)
い。
小説
(
せうせつ
)
では
西遊記
(
さいいうき
)
などにも、
到
(
いた
)
る
處
(
ところ
)
痛烈
(
つうれつ
)
なる
化物思想
(
ばけものしさう
)
が
横溢
(
わうえつ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
八五郎はツイ
痛烈
(
つうれつ
)
に浴びせかけましたが、思ひ返して、着てゐた袷を脱ぎ捨てると、少し薄寒さうな浴衣を引かけて、手拭を片手にプイと飛出しました。
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
是等
(
これら
)
諸氏はみな信者諸氏と同じく、各自の主義主張の
為
(
ため
)
に、世界各地より集り
来
(
きた
)
った真理の友である。
恐
(
おそ
)
らく諸氏の論難は、最
痛烈
(
つうれつ
)
辛辣
(
しんらつ
)
なものであろう。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
(しかし、今夜は破裂しそうだ。
是非
(
ぜひ
)
話したいことがあるからといって、おれを呼びつけた。二人をならべておいて、
痛烈
(
つうれつ
)
にやっつけるつもりかも知れない)
月と手袋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その時、道江の顔にうかんだ変な笑い、それは自分に対する
痛烈
(
つうれつ
)
な
軽侮
(
けいぶ
)
の表現ではなかったのか。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
折る者がなかったしかるに天は
痛烈
(
つうれつ
)
な試練を
降
(
くだ
)
して生死の
巌頭
(
がんとう
)
に
彷徨
(
ほうこう
)
せしめ
増上慢
(
ぞうじょうまん
)
を打ち
砕
(
くだ
)
いた。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
痛烈
(
つうれつ
)
骨を
抉
(
えぐ
)
るが如き筆をもって、縦横無尽、完膚なきまでに解剖し、批判したものである。
クロイツェル・ソナタ:02 解題
(新字新仮名)
/
米川正夫
(著)
“痛烈”の意味
《名詞》
痛烈(つうれつ)
非常に激しいこと。
《形容動詞》
非常に激しいさま。
(出典:Wiktionary)
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
烈
常用漢字
中学
部首:⽕
10画
“痛”で始まる語句
痛
痛痒
痛罵
痛手
痛々
痛快
痛哭
痛事
痛入
痛切