“横溢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おういつ90.0%
わういつ6.7%
わうえつ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後藤二氏の言論には政敵を圧迫する争気と殺気とが横溢おういつしているだけで、国民の味方としては何らの表示をも認めることが出来ません。
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
七 然れども子規しきの生活力の横溢わういつせるには驚くべし。子規はその生涯の大半を病牀びやうしやうに暮らしたるにもかかはらず、新俳句を作り、新短歌を詠じ、更に又写生文の一道をもひらけり。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
山海經さんかいけうてもきはめて荒唐無稽くわうたうむけいなものがおほい。小説せうせつでは西遊記さいいうきなどにも、いたところ痛烈つうれつなる化物思想ばけものしさう横溢わうえつしてる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)