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甲
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こうら
ふりがな文庫
“
甲
(
こうら
)” の例文
それへ、ほかほかと
甲
(
こうら
)
を干した、
木
(
こ
)
の葉に交って青銭の散った
状
(
さま
)
して、大小の亀は
十
(
と
)
ウ二十、
磧
(
かわら
)
の石の数々居た。中には軽石のごときが交って。——
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると是は又何事であろう、やがて氏郷の眼からはハラハラと涙がこぼれた。家勝は直ちに看て取って
怪
(
あやし
)
んだ。が、
忽
(
たちま
)
ちにして思った、是は感喜の涙であろうと。
蟹
(
かに
)
は
甲
(
こうら
)
に似せて穴を掘る。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
たらたらと
漆
(
うるし
)
のような腹を
正的
(
まとも
)
に、
甲
(
こうら
)
に濡色の
薄紅
(
うすべに
)
をさしたのが、
仰向
(
あおむ
)
けに
鰓
(
あぎと
)
を
此方
(
こなた
)
へ、むっくりとして、そして頭の
尖
(
さき
)
に黄色く輪取った、その目が
凸
(
なかだか
)
にくるりと見えて
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“甲”の解説
甲(こう、きのえ)は、十干の1番目である。
陰陽五行説では木性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
“甲”を含む語句
甲板
甲冑
甲虫
甲子
甲斐
甲斐性
甲斐々々
鼈甲
甲斐絹
甲比丹
甲胄
手甲
甲羅
年甲斐
甲府
甲州
鼈甲縁
鎧甲
甲掛
上甲板
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