瓜畑うりばたけ)” の例文
其以前、墓守が家の瓜畑うりばたけに誰やら入込んでごそ/\やって居るので、誰かと思うたら、此爺さんが親切に瓜のしんをとめてくれて居たのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
大きなやぶのように込み合って曲がりくねった数本の果樹、四角な野菜畑、月の光に輝いてる瓜畑うりばたけ鐘形覆しょうけいおおい、古い水溜みずだめなどが、それと見えていた。
土地とちでいふけは一にちまねば三とか五とかかなら奇數きすうをはつた。けがてから瓜畑うりばたけことごとつるにはかにがら/\にれて悲慘みじめつてしまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
瓜畑うりばたけのこと
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
ジャン・ヴァルジャンが近寄ってきた時、フォーシュルヴァン老人は実際手に防寒菰ぼうかんこものはじを持っていて、それを瓜畑うりばたけの上にひろげてるところだった。
たとえば昨夜のように月のいい晩には瓜畑うりばたけの上にこもをかぶせてやらなければならなかったりして夜明かしをすること、いろいろ並べ立ててからついに言い出した。