“瓜二”の読み方と例文
読み方割合
うりふた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔形、それは老若の違いこそはあるが、ほとほと前の婦人と瓜二うりふたつで……ちと軽卒な判断だが、だからこの二人は多分母子おやこだろう。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
すると、山に登ったときの自分に瓜二うりふたつの男が目に入った。自分同様、いかにもものぐさらしいし、じっさい、ぼろをまとっているところはおなじだった。
顔さえも個別的の特色を備えて真実の意味にて瓜二うりふたつというものはないのに、まして、刻々に移動する思想は、個人の自発的なものほど個性の色彩が著しく
激動の中を行く (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)