王莽おうもう)” の例文
汝の悪は、王莽おうもうに超え、汝の姦佞かんねいなことは、董卓とうたく以上だ。いまに見よ。天下ことごとく汝をころして、その肉をくらわんと願うであろう
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漢書かんじょ』に、「哀帝建平二年、彗星の出ずるありしに、当時王莽おうもう纂国さんこくの兆しとなせり」『後漢書』に
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
日本につぽんには滿洲まんしゆう北朝鮮きたちようせんよりもすこおくれて金屬きんぞくがはひつてたらしくおもはれますが、それはいまから二千年にせんねんほどまへ支那しな王莽おうもうころ出來でき貨泉かせんといふぜに時々とき/″\るのでわかります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
漢書かんじょ』哀帝建平二年、王莽おうもうが漢室を奪ったときに彗星すいせいが現出し、『後漢書』安帝永初二年正月、大白星昼現れたるは、とう氏盛んなりたる兆しなりといい、また『続漢書』に
妖怪学一斑 (新字新仮名) / 井上円了(著)
前漢の朝位を簒奪さんだつした王莽おうもうを討って、再び治平をいた時代には、まだ民心にいわゆる「漢」の威徳が植えられていたものであるが、その後漢の治世も蜀帝、魏帝以降となっては
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漢の王莽おうもう、梁の朱异しゅい、唐の禄山ろくさん
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)