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猥
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いや
ふりがな文庫
“
猥
(
いや
)” の例文
侍「拙者は修業の身の上で、好い女だとは思いましたけれど、
猥
(
いや
)
らしい事を云い掛けるなどの念は毛頭ない」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「まあ
猥
(
いや
)
らしい! 猥らしいわ、シリオン! そんなことができるもんかしら?」と妻の声であった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
新「済まないのは知って居るが、
唯
(
たった
)
一度で諦めて是ッ切り
猥
(
いや
)
らしい事は云う
気遣
(
きづかい
)
ないから」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わし
)
はお前さんに面目ないが、実は命がけで年にも恥じずお前さんに惚れました、それ故に此の間酔った紛れに
彼様
(
あん
)
な
猥
(
いや
)
らしい事を云かけて、お前さんが腹を立てゝ
愛想尽
(
あいそづか
)
しを云うたが
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お嬢様は
御大家
(
ごたいけ
)
の
婿取
(
むこと
)
り前の
独
(
ひと
)
り娘、
私
(
わしゃ
)
ア
賤
(
いや
)
しい身の上、たとえ
猥
(
いや
)
らしい事はないといっても、
男女
(
なんにょ
)
七歳にして席を同じゅうせず、今
差向
(
さしむか
)
いで話をして
居
(
い
)
れば、世間で
可笑
(
おか
)
しく思います
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
惠梅様と云う
女房
(
にょうぼ
)
が災難で切殺されて、
明日
(
あした
)
法事をなさると云う、お寺参りに
往
(
ゆ
)
く身の上じゃア有りませんか、その
女房
(
にょうぼう
)
が死んで七日も
経
(
た
)
たぬ
中
(
うち
)
に、
私
(
わたくし
)
に
其様
(
そん
)
な
猥
(
いや
)
らしい事を言掛けるのは
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
明店
(
あきだな
)
か何かを捜す気に成っている位なものでございますが、萩原新三郎はあのお露どのと更に
猥
(
いや
)
らしい事は致しませんでしたが、実に枕をも並べて一ツ寝でも致したごとく思い詰めましたが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何ぞと云うと命を助けた疵が出来たと恩がましい事を仰しゃって
猥
(
いや
)
らしい、此の間は御酒の機嫌と思いましたが、今の様子のは御酒も飲まずに
白面
(
しらふ
)
の
狂人
(
きちがい
)
、そんな事を仰しゃっては実に困ります
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それが
否
(
いや
)
なら女郎に売るのと無理難題を申し、まだそれ計りではありません、
阿兄
(
あにき
)
と云う者がございますが、私には義理ある兄でございまして、私のような者を捕え
猥
(
いや
)
らしいことを云いかけますが
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
猥
漢検1級
部首:⽝
12画
“猥”を含む語句
猥褻
淫猥
猥歌
卑猥
猥雑
猥談
婬猥
醜猥
猥本
猥画
鄙猥
猥雜
猥漢
花園猥入不可
痴言猥歌
猥雑放縦
俗猥
猥語
猥言
閭巷猥瑣
...