“物腰”の読み方と例文
読み方割合
ものごし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まる取巻とりまいたなかから、ひょっこりくびだけべて、如何いかにもはばかった物腰ものごしの、ひざしたまでさげたのは、五十がらみのぼて魚屋さかなやだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
又その素振そぶりや物腰ものごしには何かしら相手の好意と知遇におもねるようなところがある。彼が笑うととてもチャーミングで、髪は薄色で、眼は蒼かった。
十八九の青年が現われて来て、竜之助を見る、その物腰ものごしが武術家仕込みらしく、竜之助の風采ふうさいに多少の怪しみの色はあってもあなどりの気色けしきが乏しいから